KYOTOGRAPHIE 2021
こんにちは、UNITEでビデオグラファーとして活動している辨野智哉です。
「映像を通して背景を映し出し、その人の魅力を引き出す」ことを常に考えながら映像制作を行なっています。
今回は先日仕事の合間で訪れた「Kyoto Graphie -international photography festival-」についてお話しします。
「ECHO」
2021年は新型コロナウイルスが世界を分断して2年目になり、東日本日本を襲った大震災から10年が経つ。
干ばつ、洪水、大気汚染、海洋汚染、品種改良、遺伝子組み換え…
これまで地球の叫び声に耳を傾けてこなかった過去が現在にECHO (呼応)する。
世界史も日本史も自分史もお互いに響あって現在、そして未来に繋がっていく。
そう考えると、今を切り撮り過去を記録する「写真」という媒体は「ECHO」を生み出す装置とも言えるのではないか。
ーKyoto Graphie HP より
こんな言葉の投げかけを心に置きながら、京都中で展開される作品を見てまわりました。
映像という媒体を通して ’’便箋で想いを綴る’’ かのようにメッセージを伝えるのは、非常に困難なことだと思っていましたし、表現して伝えることの厳しさに恐れていた自分がいました。
ですが、今回世界中のさまざまなアーティストさんの作品に触れたことで
「明確な答えがないからこそ、もっと自由でもいいのかな」
と感じさせられました。それと同時に
「もっと自分の伝えたいこと」
を明確にして、具体化することも必要だなと感じました。